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読まれなかった絵本


先日用事で出掛けた地の、図書館でのことです。

10人掛けの机の一番端の席に座り調べ物をしていると、小学校低学年位の男の子が一人でやってきました。

そして自転車の鍵らしきものを私から2つ離れた席に置いて、本を探しに。


「本を読みに来たんだ、えらいねー(^ー^)」などと話しかけながら

(さすがに心の中でです)

資料に目を落としていると、お気に入りの1冊を見つけたのでしょう、しばらくして男の子が戻ってきました。


そして椅子を引いて腰掛け、いざ絵本を開こうとしたその瞬間。


「ちょっと、ちょっと!」


内部の方でしょうか、中年の男性が男の子に向かって声をかけました。

同じ机で読書していた4~5人の大人も一斉に顔を上げました。



「入り口の自転車、君のだよね?ダメだよあんなとこに停めちゃあ。危ないからどかして、どかして」


そう言われて、男の子は男性の後について出て行きました。




もう少し優しい言い方でも、子供だってわかるだろうに・・・
私は思いました。


たしかに、ルールですし
出入りの多い場所で自転車が倒れる危険もあるので

駐輪場ではなく入り口に停めていたなら注意しなければいけないとは思います。

それに、世の中にはいろんな人がいて、

いつもいつも誰からも、家族のように優しく親切にしてもらえるとは限らないんだということを様々な場面で少しづつ学んでいくのも大切なことです。

とは言え、

いきなりみんなの前で言われてびっくりしたよね・・・

子供ながらに傷ついたんじゃないだろうか・・・

そう思うと胸が痛みました。


それでも、自転車を停め直したらすぐ戻って来ると思いましたし、司書の方も、しばらくはその席に絵本をそのままにしておいてくださいましたが

1時間以上経っても男の子は戻らず、絵本もいつの間にか片付けられていました。


ルールを教えるのももちろん大事。叱ることも必要。

でも、子供が図書館にまで来て本を読もうと思ったその気持ちも、大事にしてあげて欲しかったと思います。


その子が読もうとしていたのは、「働く車」の絵本。

パトカーとか消防車とか、小さな男の子は好きですよね。



ところで、私はこの男性に少し怒(いか)ってしまいましたが

もしかしたらその子は常習犯で、それまで何度言っても聞かない、手を焼く子だったかも知れず

物事の本質、真実というものは、一見しただけでは分からないですよね。


どちらにしても、この子が傷ついて帰ってしまったのではなく、

「あ~、腹減った。やっぱ絵本いーや。かーえろ!」

みたいな感じだったならいいな、と今でも思っています(>v<)



あ、でも

もしそうなら言わないと。


「ちゃんと本棚に戻して帰りなね」