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ついに


製氷機が壊れてしまいました。

長年店で役割を立派に果たしてくれた「2代目」は
今、店の入口で業者さんに運ばれて行くのを待っています。

今までありがとう。よく頑張ってくれたね。


数ヶ月前にも調子が悪くなり、いよいよダメか・・・という状態に陥ったのですが
そのときは持ち直してくれました。

製氷機の裏側を何やら調整したり、耳をつけて動作音をこまめにチェックしたり

頻繁に厨房から出てきては「どうかなー」と内部の状態や氷の出来具合を確認し


「頑張ってくれよー」と労わるように励ましつつ、新しく氷が落ちる(できる)と「よーし!!大丈夫だ」と喜び・・・

またしばらくすると様子を見に来て・・・


なんだか、相手は機械なのに動物でも看病するような一生懸命なマスターの姿に

「人生はTime is money」とうそぶき
壊れちゃったら買い換えるしかないと安易に考える自分が、少し恥ずかしい。

最終的に買い換えることになったとしても、最善は尽くすという姿勢は素晴らしいなと思います。


たとえ100円位で買えるようなものでも、マスターは直せるものは直して使います。


たとえば店で使っている回転式のゴム印。

先日、ゴムが緩んで外れてしまい部品がバラバラになってしまったので新しく買おうと思っていたら、いつの間にか直っていました。

ものを大切にする方や、手先が器用な方にとっては当たり前のことかも知れませんが、私はそれほど高価なものでなければ、新しく買ってしまいます。


たとえば口紅。


家にあるものを全て使い切ってから買うとしたら、多分この先4~5年間は買わなくても済むんじゃないでしょうか。



そうそう、マスターは自転車のパンクも直せるんですよ。

誰かに教わったわけではなく、子供の頃、近所の自転車屋さんのパンク修理の様子が(興味深いという意味で)面白くて

いつも遊びに行ってはじーっと作業を見ていたんだそうです。


それで、見よう見まねでできるようになったというのですから感心してしまいます。(私にはムリ)


料理の道を志したのも小学生の頃で、


友達の家へ行ったとき、調理師だった友達のお兄さんがご飯を作ってくれたそうなのですが、その料理している姿がすごくカッコよくて憧れたんだそうです。


料理はほぼ100%、女性である母親がするという家庭に育ったことも影響しているのかも知れません。


興味をもったことに対する集中力と探究心。

これが、今の調理師の仕事にも通じているんですね。


飽きっぽく、なんでも中途半端で放り出す自分が
やはり少し恥ずかしい・・・


でも、これからもお店を一生懸命頑張りますので

よろしくお願いします。