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上司 p a r t 3
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上司 p a r t 3


課長とは口もききたくない


と言う私にゆきさんは一言。


「麗子ちゃん。それは違うよ」



そして「課長に挨拶に行ったの?」と訊くのです。


は?

あいさつ?何でですか?とばかりに怪訝そうな顔をする私に続けます。

「麗子ちゃん、課長を何だと思ってる?

上司。まずはお礼が先だよ。行っておいで」と。


私はゆきさんにそう促されるまで、課長にお礼を言う気など微塵もありませんでした。

お礼どころか文句を言う勢いだった私は、それでもその時少しは
ゆきさんの言葉に納得した気がします。

別のフロアにいる課長のもとへ行き

「ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。ありがとうございました」


もしあの時ゆきさんがいなかったら
課長に対して会社であからさまに不機嫌な態度をとっていたことでしょう。

それは部下として、社会人としてはやはり間違っています。

私はどんな仕事でもそつなくできるタイプでは決してなく
むしろ、せっかちでおっちょこちょいな性格が災いして
失敗も多々してきました。向いていない、と辞めた仕事もあります。

でも、その時の仕事は私に合っていたんですね。

営業という、大変だけれども成績という形で自分に返ってくる。

それと同時に営業というのは相手のいることですが、その相手である「お客さん」たちにとっても必ず役に立つという思い(そして若さとエネルギー)もあり

人一倍熱心に取り組んでいた私は課長から信頼されている自覚がありました。

でも、いくら日頃なんでも相談でき、仕事の延長として何度となく食事を共にしていても、上司は上司。

そこはプライベートな甘えた感情とはきっちりと分けなければいけなかったのです。

多少納得できないことや言い分があったとしても。

それを教えてくれた先輩、ゆきさんには本当に感謝しています。

その時けじめとしてきちんと挨拶できたことで
この後も課長とは良好な関係でいられたのだと思います。


その後、風の噂でゆきさんはイギリスに留学しイギリス人男性と結婚したと聞きました。

それにしても、当時ゆきさんは21歳。
「大人」だったなあと改めて思います。

54歳になられる今、いかがお過ごしでしょうか・・・。


課長は私の退社後も主にファックスで
(手紙より手軽で、メールもない時代ですから(>v<:))

近況などを知らせてくれました。


Part4に続きます